どうも!ボーダーフリーのゆーじです。
今日は起業にまつわるセミナーのお話をしたいと思います。
実はわたくし今日、日本で初めて駐在英語.comのセミナーを主催したのです!
内容は
「その英語の勉強法、間違っていませんか?(TOEIC500点以上の方対象)」
というもの。
ストアカさんという、教える系のマッチングサービスに登録して主催を試みました。
セミナーを主催しようと思ったきっかけ
2018年の抱負。1月に決めたのですが、その時に決めたのは『月ごと』に「今月はこういう前進の仕方をしたいな」という、いわゆる「今月の抱負」的なものをやっていこうと決めたのですが、その中に「小さくてもいいからセミナーを開催する」というものがあったんです。
で、、、とにかく場所を押さえて「やる!」と言い切ることが大事かなと思ったので、それをやろうと思ったんです。会議スペースを借りました。これがなんと新宿のど真ん中で2時間2000円。こんなに安く借りることができるんですね~。
私が起業にあたって参考にし続けてきたトリイケンゴ.comでも、「とりあえずやってみろ」というようなことを言ってたし、失う物はあまりないし、とりあえずやったれ。と思ってやりました。
参加者がゼロ人
で・・・、場所を抑えたのが2月上旬。そして本日、2月20日。
結果 → → → 参加者ゼロ人。
ここで「これ、おいしいヤツやん。ブログのネタになる」と思ってしまった私には、やはり関西の血が流れているのでしょうか。
というわけで、行ってきました!
会場着。もちろん誰もいない!
プロジェクターも置いていましたが、せっかく誰もいないので、ここは字が下手なのも気にしなくてよいと思い、ホワイトボードを使うことに!
だんだんと説明していくうちに、声も出てくるようになりました。せっかくなので録画しました。笑
ちゃんと、来ていただいてる脳内バーチャルな皆様に質問もしてみました。これって一人カラオケと同じ快感なのかもしれない、と思いながら終えた、非常に充実した2時間でした。
え?動画の続きが気になる、ですって・・・??
くわしくはこちらをどうぞ。笑
失敗要因を考えてみた
・・・というわけで、もはやネタ作りのために全部やり切ったのですが、次回からはやっぱり人がいた方がいい!と切に思ったため、失敗要因を考えてみました。
・告知をしていなかった
なんでしょう・・・、これを決めた時、自分のタイムラインでシェアするのをすごく躊躇したんですよね。何を躊躇したんでしょうか?
「駐在員相手にやっていく」という覚悟のようなものが私に足りなかったのか?
それとも友人が起業した時、タイムラインが彼のビジネス一色になってしまったことに嫌気がさしてしまったことを思い出したのか?
これが自分のアイデンティティだと証明するのが、なんだか自分じゃないような気がしたのか?
分からないけど、なんだか告知をするのに躊躇してしまって、とにかく告知をしなかった。
なんと、自社ホームページでも告知をしなかった。いやいやいや。嘘でしょ。と言いたくなる自分の行動。
なんでかと言うと、きっとLPを書くのが億劫だったんです。(いやいや、マジっすか)
なぜ億劫だったかというと、きっと「ストアカさん」という他人の土俵に、自社ホームページからリンクを貼るのが癪だった・・・とか?もあったかもしれませんが、結局は「誰に何を伝えるか」が明確じゃなかったからだと思います。(後程書きます)
じゃ、どこで告知をしたんだよってことですが、1人のいいね!(←私)がついている、誰も見ていない「駐在英語.comのFacebookページ」でシェアしました。3人既読がついた!
そして、次に起業家のコミュニティに投稿してみました。TOEIC500点以上!って絞っていたので、「行きたいけどオレ対象外だよ~」という非常に暖かい言葉をいただいたりしました。
・・・という状態で放置していました。^^;
自分の中でも
「え、これ本当にやるのかな?」
みたいな心持でした。
そして、セミナー前日。会議室から連絡があり「明日のご予定です!」というリマインドメールが。これを見て、「あ、やべー。マジで何もやってない」と思った私が取った行動。
・・・自分のタイムラインに張り付け、他のビジネスのタイムラインにも張り付け、そして4ドル払ってFacebook広告を打ちました。
結果は、なんでも127人にリーチして、5人がクリックしてくれたとか!
で・・・、これをすると何か自分の中でふっきれました。
「なんだ、結局全部で告知してるじゃん・・・これなら、最初からバーッと告知しておけばよかった」
と思いました。
とりあえず、焦ったら自分がどんな行動を取るのかが少し分かるようになりました。
・「誰に」「どうなって欲しいか」が明確ではなかった
自分の中では明確なつもりだったんですよ。
「ビジネスで、海外に行って英語を使う人が、今まで見落としがちだった英語学習法を学ぶ!」
って思ってたんです。
でも、それって考えてみるとかなり漠然とした話で。なんで「かなり漠然とした」って分かったかというと、セミナーでプレゼン資料を作った時、「これってみんな本当に知りたいことなのかな」「っていうか、彼らはどんな情報を求めてるんだろう」「っていうか『彼ら』はどんな人だろう???」と考えるに至った、ということです。
そしてもう一度洗いなおしました。自分のビジネスのペルソナ選定は既にプロの力を借りてやっていたので、スムーズでした。30歳独身男性、オーストラリアへの赴任が控えている!
そして、彼らにどうなって欲しいかっていうと、「目からうろこを体験してもらうこと」だと思ったのです。これは、体験レッスンをやってきた中で「・・・確かに!!!」と言われる瞬間がとても有意義だと思ったからです。これならセミナーでもできる!!
そのターゲット層に合わせて、できたセミナープレゼンの骨格・・・
これができたのが、なんと行きの電車の中でした。(熱中して一駅乗り過ごした)
そりゃー、こんなバタバタで人が来るはずないわ。^^;
っていうかそもそも告知文に「誰が」「どうなれるか」を書くべきですから・・・。
・「誰」が明確化されていなかったから「何を」伝えるのかもブレブレだった
さて、「誰が」「どうなれるか」が分かったら、次は「何を」です。
実は、この「何を」に関しては、絶対伸びる英語学習のメソッドをいくつも持ってるから、それを伝えればいいや~くらいに思っていました。
「誰が」「どうなれるのか」というところがきっちり決まっていないと、「どのように何を伝えるか」というのももちろん変わってきます。
普通のセミナーのファイルを使いまわせばいいや、と思っていましたが、単発セミナーとなると結構変えることになりました。(本質的な内容は同じなのですが、その伝え方が変わってくるといったイメージです)
骨格が変わると、肉付きも本当に変わるものですね。
・お客様が知りたいこと発ではなかった
帰りの電車の中で、ふと思い出したことがあります。
実は、日本でも「英語の会」みたいなのをやったことがあるんです。しかし、これは医療従事者の飲み会の中で「モテる英会話、教えてよ~笑」みたいな会話の中から「いいでしょう教えましょう!題して『モテる英語塾』!第一弾!」とノリで決めたものだったんです。
なので、セミナーという名称こそはついてませんでしたが、資料を用意して、会議室で90分程やりました。参加人数は5人。少ない規模ですが、喜んでもらえました。
今日との違いは何かというと・・・、「求められているもの発」ではなかった点。
今回は「求められていると『私』が予測したもの」でした。これはやっぱり難しい。あぁ・・・これがマーケティングというやつなんだな!
じゃあモテる英語塾にしたら、確かに人は来たと思うのですが、私が呼び寄せたい顧客層ではないので、ビジネス英語で悩んでいる人たちがリアルに求められているものが何なのかをもう一度洗いなおす必要があると思いました。
というわけで、この度の収穫と次回への教訓。
・「誰に」「どうなって欲しいか」を決めて、
・「どのように」「何を伝えるか」をヒアリングしながら明確にし、
・それが明確に分かるLPを作り、
・ターゲットがいそうな場所に事前告知をする。
ということをやろうと思います。大丈夫、次回は告知の敷居は低い!だってもうやっちゃったもん。
やってみて良かったこと
・「こういうことが必要」というのが分かった
まず、一番良かったのは「やってみて分かったこと」というのが、この度のブログのように出てきたことです。課題がより明確化しました。これ、もし自分でセミナーをやっていなけば、いつまで経っても同じステージでぐるぐる回っていたんだろうな・・・と思います。
・一連の流れがとりあえずおさらいできた
会場を抑える、LPを書く、告知をする、場合によっては広告も打つ、当日の鍵の受け渡し、Wifiやプロジェクターのセッティング、レコーディング・・・という一連の流れをさらうことができました。テストラン的な感じだったかもしれません。これで、次回はもっと内容にフォーカスできる気がします。
・告知・広告に関する敷居が一気に下がった
これはもう、自分の焦りに乾杯です。笑
だって、クリックが全くない・・・!これ、誰も知らないのはさすがに切ない・・・と思い、目に留まったのがFacebook広告。なんと、4ドル払えば300人以上の人が目にする・・・?!
というわけで、Facebookの広告を利用してみました。これ、本当にクリックいくつかで広告ができるんだから、すごい時代になりましたね・・・。
・セミナーのイメージが沸いた
実際に会議室に立って、説明すると、人がいなくてもなんとなく想像することができました。みんなシーンとして聞いていて、これみんな分かってるのかな、説明の仕方悪かったかな、とか色々考えながらも、突っ切って説明した方がいいのか。
ステップごとにワークや質問を入れた方がいいのか。
もっと小ネタワークを入れて、「できるようになった!」という事を実感してもらった方がいいんじゃないか。
そんなことを考えさせられました。
・セミナーの運び方で「こうやっちゃいけない」というのが分かった
私、結構思い付きで質問とかしてしまうんです。そして、その答えによっては本筋からそれちゃったりして。例えば今から「単語を覚える、最高の方法を教えよう」とか思ってたとして、私が(一人だったのに)てんぱって質問した内容はこれ。
「これ、最強の単語の覚え方なんだ!というのを持っている人~?」
・・・これ、10人にもし1人知ってたとすると、今から言う内容がちょっとかすんでしまいますし、逆にもし彼のが「悪い具体例」だとすると、彼への個人攻撃になってしまうな・・・と容易に想像できました。明らかに質問が悪い。
例えば「単語、覚えようとしてもなかなか覚えられない、ということを経験したことがある人~?」だと、自分が伝えたい内容に直結することになるな、と反省する・・・というようなことができました。
・「え~」という口癖はやっぱり良くないということが、録画を見て分かった
これはもう、ビデオを見てて思いましたね。どんだけえ~え~言うてんねんと。これはもう意識して減らして行くしかないかもしれません。ビデオやっぱり撮りまくろう・・・。
・自分の写真が撮れた
ついでに自分のセミナー写真も撮りました。良いと思うアングルとかで。笑
本当のセミナーじゃなかなか難しいので・・・。
・精神ダメージの最低値が分かった
今回やってみて、参加人数がゼロの場合の精神的ダメージがだいたいこのぐらいか~というのが分かりました。毎日じゃ辛いですが、毎月であれば全然OKな感じです。
まとめ
というわけで、いかがでしたでしょうか。
私にとっては、失ったものよりも得たものが大変多い内容となりました。何かセミナーを将来したいなーと思っている人は、いいかもしれません、一人セミナー&反省会!
というわけで、私の結論としては
まずはやってみるのもアリかも。
ということですね。あーなんでこれもっと早くやらなかったんだろう、と正直思うところもあります。もっと早くしていれば、次回への対策も練れたかもしれないのに!
次は完成度の高いものをお届けできると思います。さあ、次回は何人来てくれるかな。乞うご期待!
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